警視庁が変死として扱った中にコロナ感染者

路上や自宅などで容体が急変して死亡し警視庁が変死として扱った事案で、死後に、新型コロナウイルスへの感染が判明するケースが2020年4月20日までの1か月間で6件あることが分かりました。

関係者によりますと、4月9日に東京都内の60代の男性が路上で倒れているのが見つかり、その後死亡しました。
死亡時に変死とされた男性ですが、駆けつけた救急隊員に「胸が苦しい」と話していたため、死亡後に念のためPCR検査をしたところ感染が確認されたということです。

また、自宅で療養中に死亡し、その後に感染が確認されるケースなどもあり、警視庁が扱った変死事案のうち、こうした例は4月20日までの1か月で少なくとも6件あったということです。

いずれも容体が急変したとみられ、中には保健所への相談がされなかったり、医療機関で十分な治療を受けられなかったりしたケースもあるということです。

変死扱いのコロナ死者は15名に

4月22日現在、路上で亡くなるなどの変死扱いとした人のうちPCR検査によって15名のコロナ感染が確認されました。
日本におけるコロナでの死亡率は約2.4%ですので、少なくとも自覚のない潜在的なコロナ感染者が625名いることになります。
この方たちが移動の自粛などをしていなければ、事態の収束は望めません。

なお、警察によるとこの15名の方の居住地は東京都が9人、埼玉県と兵庫県が各2人、神奈川県と三重県が各1人ということです。

変死数と自殺者数について

 

タイトルとURLをコピーしました