散骨に最適なタイミング

散骨

散骨するならいつ

粉骨代行業者に粉骨を依頼した場合、ご自身で散骨することになると思いますが、その場合いつ頃散骨するのが良いのでしょうか
お住まいの地域や散骨する海域によってそれぞれ異なりますが、時期やタイミングを決める参考にしてみてください。

季節は秋がおすすめ

北海道など寒冷地を除き、散骨するなら秋がおすすめです。
理由をそれぞれの季節ごとに分けてみてみます。

散骨を春にする

春もとても良いと思います。
ただ春って実は秋より寒いことが多いんです。
海水温は気温より少し遅れて変化するため、まだ冬の海水温なんですね。

近海とはいえ海上は風が吹いていることが多く、防寒対策はかかせません。
また桜の時期と重なったり、桜を過ぎにてゴールデンウイークに差し掛かってくると船をチャーターすることも難しく成ったり、金額も変わってくることが多いです。
そのため秋に散骨するよりは僅差ですがおすすめしません。

散骨を冬にする

冬はとにかく寒いです。
海に出たことがない方でも、何となく分かるのではないでしょうか。
日本海の荒波、というようなことは太平洋側では滅多にありませんし、あっても出航できないので心配は無用ですが、とにかく寒いです。

ただこの時期の太平洋側の海は、マリアナ諸島に台風が発生することもなく、かつ高気圧に覆われていることが多いので、波が小さいのがポイントです。
船酔いが心配な方、また忙しかったり遠方だったりで、予定の船が欠航になると困る方は、あえてこの時期に散骨することを選択してもいいと思います。

業者さんによっては冬限定の割引キャンペーンを行っていることもあるので、わたしのようにお気に入りの業者さんがある場合はこまめに調べてみてください。
ただし、寒いですのできっちり着込んでくださいね。

散骨を夏にする

実は一番おすすめしないのが夏です。
海と言えば夏!夏と言えば海!という雰囲気ですが、散骨に関して言えば不向きです。
理由は料金と混雑、そして遥か彼方の台風です。

まず台風はフィリピン沖やグアム島などのマリアナ諸島近海で発生します。
日本に近づいたり上陸するのは9月以降が多いですが、発生は4月、5月から発生しているんです。
※追記:2018年は1月3日が台風1号でした!過去3番目に早い台風1号だそうです。

台風が発生すると、遠くにあったとしても波のうねりは日本沿岸に到達します。
そのため船が揺れます
船酔いが心配な方は、まず避けた方が良い時期ということになります。
多くの場合10名程度が定員の小型船(実際の乗員は4~5名ほど)を利用すると思いますが、小型船の揺れは想像を超えます。

そして料金も高くなることが多いです。
海の家と同じ理屈ですが、需要が増える時期に稼がなければならないので仕方のないところです。

もうひとつが混雑です。
東京湾近くを例えても分かりやすいと思いますが、屋形船や船上パーティをもっとも多く見かける時期ですよね。
予約が取りにくいのもありますし、周囲の目が気になることもあります。

そして暑いです。
礼節を考えればTシャツに短パンで散骨するのはちょっと…と考えると思います。
気にしない方々なら問題ありませんが、喪服とは言わないまでも、ある程度しっかりした服を着用するようでしたら暑さ対策をしてください、もしも喪服を着たいという場合は、暑いということだけではなく乗船自体を断られることもありますから事前に確認をしてください。

まず「革靴」というだけでも困惑させると思います。

散骨を秋にする

上記3つの理由から、やはり秋がおすすめです。
夏の余韻が残る雰囲気なれど、海は冬に向かって静けさを取り戻します。
晴天率も高く、風も穏やかで、海水温はまだ温かい秋は散骨にちょうどよい季節と言えます。

9月のシルバーウイーク後(台風シーズン終了後)がもっとも良い時期だと思いますので、わたしは秋をおすすめします。

散骨するタイミングは

法要などの関係でちょうどよい時期に散骨ができないことがあると思います。
では、どのくらいの期間自宅で保管しておくことが出来るのでしょうか。

お墓などに埋葬してある場合

すでに亡くなっている方の遺骨を散骨する場合、手続きが多くあるため余裕をもったスケジュールを組みましょう。
また、菩提寺がある場合は引き留めなども考えられるので、事前に時間をかけて相談することをおすすめします。

実際の流れは以下のとおりです。
・お墓などを管轄している役所から改葬許可申請書をもらいます。
様式は自治体ごとに異なりますが、記入見本通りに記載すればいいので簡単です。
・お墓などの管理者から埋蔵証明書、納骨堂であれば収蔵証明書を発行してもらいます。
菩提寺だとここで時間がかかることがしばしばです。
・お墓などから遺骨を取り出します。
業者にお願いすることがほとんどだと思いますが、自分でできる墓石もあります。
自分で取り出す場合は、取り出した後に雨水が入らないように気を付けてください。
・専門業者に粉骨を依頼します。
ご自身で粉骨をすることも可能ですが、専門の方にお願いすることをおすすめします。
自宅供養用か、散骨用かを伝えましょう。
・粉骨された遺骨が手元に届きます。
散骨用と伝えると真空処理をしてもらえないことがありますので、散骨用でも真空処理を行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。

ここまでで1か月くらいを見積もっておきましょう。
真空処理がされていれば、その後も遺骨の状態が変わらないため、散骨までの期間が空いても安心です。

火葬が済んだ状態の場合

まだお墓などに入っていない場合で、粉骨をきちんとした業者に頼む場合は、急ぎでもゆっくり時間をかけても大丈夫です。
また、手続きもシンプルなので非常にスムーズです。

実際の流れは以下のとおりです。
・粉骨を行っている業者に遺骨を預けます。
多くの場合、埋葬許可書(火葬許可書)や身分証の提出を求められますが、役所に提出するべきものはありません。
ご自身で粉骨をすることも可能ですが、専門の方にお願いすることをおすすめします。
自宅供養用か、散骨用かを伝えましょう。
・粉骨された遺骨が手元に届きます。
散骨用と伝えると真空処理をしてもらえないことがありますので、散骨用でも真空処理を行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。

早ければ1週間とかからずに、散骨に適した状態の遺骨が手元に戻るはずです。
きちんと真空処理がされていれば、散骨すると決めるまでの永い間そのままの状態で保管できます。

高度な真空処理を行っている業者

BURIAL THREE STARS

真空処理の違いについてはこちらの記事を参考にしてください。

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