2019年1月8日
署名は197,988票集まり終了しました。
今後60日以内に何らかの動きがあります。
辺野古の埋め立てを止める最後のチャンスか
毎日のようにニュースで流れている沖縄県の米軍基地問題。
辺野古を埋め立てて、現在危険といわれている普天間基地を移転するというものですが、翁長前知事の死去による県知事選で再度「反対」という民意が示されたにも関わらず、(反対の人の立場から見れば)今まさに強行的に埋め立てが行われようとしています。
埋め立ては一度行われたら絶対に元に戻すことが出来ません。
諫早湾の干拓事業が良い例です。
その埋め立てを止められるかもしれない最後のチャンスともいえる行動が起こされました。
それがホワイトハウスへのデジタル署名「We the people」です。
We the peopleとは
We the peopleとは、国民から政府への請願をより簡易により広く利用してもらう目的で2011年9月にアメリカ政府によって開設されたデジタル署名システムで、一定の期間内に一定の署名が集まった場合は政府が検討して「We the people」上で回答するというものです。
一定期間とは30日で
一定数は10万人です。
ローラ・りゅうちぇるなど芸能人も多数署名
「We the people」に 沖縄の埋め立てを止めるよう嘆願する署名がなされたのは12月8日。
環境問題に積極的なローラや沖縄出身のタレントりゅうちぇるなどがSNSを通じて署名を呼び掛けています。
現時点で署名数は9万を超えています。
※10月19日時点で10万2千人となり、検討対象になりました。
署名方法は簡単で「We the people okinawa」と検索して、名前とメールアドレスを入力するだけ。
ここ↓↓↓から「We the people」にアクセスできます。
https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa
署名の内容
「We the people」で署名を呼び掛けている内容は、いたずらに埋め立てを止めろ!というのものではありません。
以下、英語全文です。
President Trump: Please STOP the landfill work in Okinawa until a democratic referendum can be held.
Earlier this year the Okinawan people overwhelmingly elected Gov.
Denny Tamaki on the premise of STOPPING the construction at Henoko / Oura Bay. The Bay is a CRUCIAL part of the Okinawan ecosystem. However the Japanese government & U.S. military have so far IGNORED the democratic will of Gov.
Tamaki & the Okinawan people.
The irreversible part of the construction is set to begin on Dec. 14 (JST).
If this is allowed it will surely incur strong anti-U.S. sentiment among Okinawans & will forever strain U.S.-Okinawa relations.
Please order a HALT to the construction & ensure that democracy prevails.
Please show Okinawans that America is indeed an honorable and GREAT nation.
「国民(県民)投票まで待ってくれ!」
日本語に訳すとこのような感じになります。
トランプ大統領
お願いします。民主主義に則った国民(県民)投票を行うまで沖縄の埋め立て作業をやめてください。
今年の初め、沖縄県民は沖縄県大浦湾の基地建設を中止することを表明していた玉城デニー氏を圧倒的な票数で知事に選出しました。
大浦湾は沖縄の生態系の中でも重要な部分です。
日本政府と米軍はこれまで、玉城氏と沖縄県民の民主的意志を無視しています。
12月14日以降に始まる埋立工事は、一度始まると元に戻すことが出来ません。
もしこれが許されれば、沖縄での反米感情は確実に強くなり、アメリカと沖縄県民の溝は大きくなります。
民主主義に則り、建設を停止してください。
アメリカが本当に名誉ある大国であることを沖縄人に示してください。
署名を募ったのはハワイ在住の日系人「ロバート梶原」さん
この署名を募ったのはハワイ在住で母方が沖縄出身の日系4世、ロバート・カジワラ(ロブ・カジワラ)さん32歳。
琉球新報の取材に「多文化のバックグラウンドを持ち、英語が話せる自分なら、沖縄と米国の間に橋を架けることができると思った。米国人に訴えるには、彼らが理解できる方法で取り組まなければならない」と話しています。
止めることが出来なくてもやらないよりまし。
サンコツオンラインでこの問題を扱った理由はこれ。
散骨人気ナンバー1は沖縄
散骨している量だけで言えば東京湾が最多だと思いますが、サンコツオンラインへのアクセスや検索ワードを見れば沖縄人気は確実です。
ではなぜ沖縄での散骨が人気なのかといえば、理由はひとつ「気候や風土、海や景色の美しさ」であることは明白です。
軍事ファン以外で「米軍基地が見えるところに散骨してほしい」という人がいるでしょうか。
散骨の観点だけから言っても、誰も埋立工事や米軍基地を求めていません。
人気の散骨海域「沖縄」で散骨できる散骨業者を徹底比較|沖縄散骨の費用と相場
いよいよ締め切り
いよいよ明日、日本時間の1月8日午前2時ごろに署名が締め切られます。
署名数はボーダーラインの10万票を大きく超えて、本日1月7日現在で約18万5千票となっています。
これによりアメリカ政府内で検討されることは決定していますが「検討しました。でも何もできません」となる可能性が高いでしょう。
そうならないように、我々日本国民はもちろんのこと、アメリカ国内での認知度が大切になってきます。
実はこのホワイトハウスへの嘆願書名、署名数が多い上位4つはトップページに掲載されます。
そして現在、署名数第4位は約21万票を集めているユナイテッド航空で起きた中国人強制追放問題です。
日本でもニュースになったこの問題は、ダブルブッキングにより座席が不足してしまった航空会社が、すでに座席についていた中国人の首根っこをつかんで強制的に機内から運び出すという暴挙にでたというもので、署名ではこの事件について連邦捜査を求めています。
あと3万票で上位4つに
どの問題がもっとも大事かということはなく、それぞれが大きく大切な問題です。
辺野古の問題が4位になれば、このユナイテッド航空問題はランク外になってしまいます。。
しかし10万票の倍近い18万人の署名が海外サイト上で集まったのなら「もう少し」を求めてしまいます。
残り時間はあと少し。
はたしてどうなるのか。
辺野古を決めた張本人、やはりななめ上を行く
辺野古移転を決めたのは他でもない民主党政権下のH元首相。
まもなく行われる県民投票についてツイッターでつぶやいています。
何やら思うところがあったよう。
基地の移設問題を巡って「最低でも県外」と言っていたにも関わらず、あっさり県内移設に回った政治家のお手本のような方。
当たり前のように多くの批判が集まっています。
そして、ここへ来て大きな1票が投じられたようです!!
QUEENブライアン・メイも署名を呼びかけ
映画ボヘミアンラプソディーが絶好調(わたしも2回観ました)のQUEENブライアン・メイ氏が署名を呼び掛けています!
ブライアンは1月7日に署名をしたとみられ、「緊急」という書き出しで「美しいサンゴ礁とかけがえのない生態系を保存するために」として署名に協力するよう求めています。
しかも文末には「Please!」と!!
多くの著名人が自身も署名をし、呼びかけていますが、ブライアンの呼びかけ以上の呼びかけがあるでしょうか。
基地問題は本当にややこしい問題ですが、今回問題としているのはそこではなく沖縄県の自然を守ろうという単純なことです!
県民投票まで埋立を止めてほしいということです
とにかく署名結果、県民投票としばらくは目を離せません。