優良な散骨業者を見分ける7つの方法=粉骨・散骨で後悔する前に=

散骨

ホームページがしっかりしている

ホームページがしっかりしているかどうかは意外と見分けやすいポイントになります。
HTMLなどが分からなくてもある程度のレベルのホームページを自分で作ることは可能です。自分でサイトを作っているのであれば、デザイン性は若干劣るかもしれませんが、分かりやすいかどうかというところがポイントです。

デザイン性の高いホームページはwebサイト専門業者が作成してると思うので、それなりの費用がかかっているのでそれだけでも信頼性は高まります。

最近はURL(http://www.○○.comなど)の「http://—」の部分に保護された通信などと書かれているURLと保護されていないURLがあり、保護されていないと「このサイトは安全ではありません」と表示されることがあります。

 

かんたんな見分け方は1つ、「鍵のマーク」が出ていることです。

保護されたサイトは問い合わせなどで入力する個人情報保護をしっかりと考えている安全な散骨業者であり、会社がきちんと稼働している証拠でもあります。

自分でホームページを作っている業者

粉骨を行うにしろ散骨を行うにしろ、利用者側は分からないことだらけで不安です。
使用している画像も含めて、いかに利用者に分かりやすいように作成しているかをチェックしましょう。
ホームページ内だけではどうしてもすべての情報を伝えることは難しくなると思いますが、分かりやすく見やすく、情報を見つけやすいホームページを作る人なら、粉骨や散骨を行う際も大切な遺骨に気を配ってくれるはずです。

反対に情報不足な業者は、率直に言って不親切だと思います。
単に情報不足ならまだましですが、必要な情報が記載されていない業者も数多くあります。
大切な遺骨を預けるのであれば、いくら安かったとしてもこういった業者は利用しないのが賢明です。
情報不足、法定記載のない業者であっても割高な料金設定をしているところもあります。
価格が高いから大丈夫という考えは絶対にやめた方が良いでしょう。

webデザイン会社にホームページを作ってもらっている業者

きちんとしたwebサイトを業者に依頼して作成してもらう場合、作り方によっては100万円近い費用が掛かることがあります。
費用をかけているから良い(親切な)散骨業者とは限りませんが、詐欺まがいの業者でないことは確かだといえます。

ただし、デザインを制作会社に丸投げしただけで保護されていないサイトであったり、情報が不足しているサイトもあるので、散骨業者の自己満足でなくわたしたち利用者にとって分かりやすいことを重要視してください。

特定商取引法に基づく表記(法定記載)がある。

特定商取引法という法律があります。
「クーリングオフ」という言葉は聞きなれた言葉だと思いますが、無理やり契約させられたり注文した内容と異なる場合などに、私たち利用者が無条件でキャンセルできることなどを定めたルールです。

お墓を買う費用と比較すれば散骨はずいぶんと割安ですが、それでも高い場合は10万円以上の費用が必要になります。

散骨の費用を比較したランキングはこちら>

表示された金額以上の請求があったり、申し込んだばかりなのにキャンセルできないなどトラブルが発生したら困りますよね。
それらを防止して利用者が事前に契約内容を確認できるようにしたものが「特定商取引法に基づく表記」といいます。

特定商取引法に基づく表記の内容は法律で明確に定められていて、会社名や代表者名、住所はもちろん電話番号の記載も必須です。
キャンセルしたい場合の条件や、送料・消費税の取り扱いについての表示も記載しなければなりません。

しかし、この表記をしていない違法状態の粉骨・散骨業者がほとんどです!

特定商取引法に基づく表記をしていない粉骨・散骨業者は非常に多い!

特定商取引法に基づく表記は、会社概要があったとしてもそれとは別に表記をしなければなりません。
特定商取引法に基づく表記がない粉骨・散骨業者が非常に多いのですが、あったとしても「代表者名」や「電話番号」などの表示が不足しているということも多いです。
これは、違法状態といえます。

表記がない理由は2つあります。
・知らない
・情報を隠したい

ひとつめの理由は「知らない」ためです。
友達同士なら「知らなかった」で済みますが、利用者からお金をもらって商売している業者が無知と言うのはあり得ませんよね。
まして、大切な故人の遺骨を預ける気にはわたしはなりません。

ふたつめの理由は「隠したい」ためです。
特定商取引法に基づく表記があるにも関わらず、代表者名や電話番号の記載がない業者がこれに当たります。(屋号は記載されているが氏名の記載がないのもダメです)
こちらのほうがたちが悪いとわたしは思っています。
法律は知っているが、名前や電話番号などインターネット上に出てほしくないから記載しないのです。

どちらにしても、この特定商取引法に基づく表記がない業者を利用しようと思う場合は十分に注意して利用してください。
なお、ホームページを見て実店舗に行き、そこで申し込むような場合は特定商取引法に基づく表記は必要ありません。

特定商取引法に基づく表記についてくわしくはこちら>

連絡先が携帯電話やフリーメールでない

特定商取引法に基づく表記がない場合は電話番号やメールアドレスすら書かれていないこともありますが、書いてあったとしても携帯電話の番号やフリーメールだけの業者は敬遠した方が良いでしょう。

フリーダイヤルなど固定電話の番号が記載されたうえで携帯電話の番号を予備として記載している粉骨・散骨業者であれば問題ありませんが、携帯電話の番号だけしか書いていないということは、最悪の場合お金だけ取られて逃げられてしまう可能性すらあります。
オレオレ詐欺や振り込め詐欺の増加で規制がされてきてはいますが、今でも簡単にプリペイド携帯電話を買うことが出来ます。
そして、その電話番号がプリペイドなのかどうかはわたしたちには分かりません。
分からないのであれば、利用を控えるのがもっとも安全な方法です。

フリーメールとはgmailやyahooメールなどです。
スマートフォンやパソコンを持っていれば誰でも簡単に無料で作ることができ、必要がなくなったらすぐに廃止することが出来ます。
普通にプライベートで利用する分には非常に便利なサービスで多くの人が利用していると思いますが、事業者が利用しているというのは考えもので、悪意を持ってフリーメールにしているわけではないとしても、不安な利用者側の気持ちを考えていない業者と言えます。

問い合わせフォームだけ記載して、メールアドレスの記載がない散骨業者は論外で、記載があったとしてもフリーメールだったら選択肢から外すことも考えましょう。

粉骨・散骨の専門業者を選ぶ

粉骨・散骨の専門業者を選んでおくことをオススメします。
理由は単純で、葬儀屋さんや石材屋さん、改葬業者や遺品整理業者が行う散骨のほぼ100%は散骨業者への外注だからです。

サンコツオンラインの散骨業者まとめ>では数多くの業者を網羅していますが、それらの業者も直接散骨を行っている散骨業者というわけではなく、ただの窓口になっているのが実情です。
散骨業者の提示している金額と窓口になっている業者の金額が同じであればまだいいですが、金額が上乗せされている場合も散見されました。

また、外注していることが(分かりづらいところであっても)記載してある業者はまだ良心的ですが、記載がない業者もあります。
複数社のホームページに記載された情報を隅から隅まですべて見て確認することは時間的にも労力的にも大変です。
なにより自社で散骨を行っていないと、どのように粉骨が行われてどのように散骨が行われたのかも散骨業者から伝え聞いた報告でしか分かりません。

はじめから粉骨・散骨の専門業者に依頼すれば、細かい要望やちょっとくらいのわがままなら聞いてくれますし、「確認します」など無駄な時間がかかりません。

すぐできる簡単な確認方法は電話の取り方

粉骨する機器にしても、散骨する場所にしても、故人とその遺族のことを考えれば、悪徳な業者がいることは絶対に許せません。
わたし自身も散骨を希望する一個人として、できるだけ分かりやすく丁寧な(できればお安い)業者さんにお願いしたいと思っています。

電話で問い合わせて「お電話ありがとうございます」とも言わないような業者なら、説明を聞くまでもなく電話を切って自分を守りましょう!
複数社を比較するのは大変な作業ですが、本当に一生に一度、しかも一生の最後のことなので、何社か電話やメールでの問い合わせをしてみることをおすすめします。

粉骨だけならやり直しもききますから、粉骨は業者に任せて散骨は自分でするというのも悪徳業者に合わない方法のひとつです。

まとめ

優良な散骨業者を見分ける方法は以下の7つでした。

・個人ではなく、株式会社やNPO法人など法人を選ぶ。
・現金以外の決済手段が用意されている。
・「散骨しておきました」ではなく、実際に散骨する(している)ことがわかる。
・ホームページ(webサイト)がしっかりしている。
・特定商取引法に基づく表記(法定記載)がある。
・連絡先が携帯電話やフリーメールでない。
・粉骨・散骨の専門業者を選ぶ。

これを、順序立ててみるとこのような感じになります。

①ホームページを訪れたらまずページの一番下の方を確認し「特定商取引法に基づく表記」があるかどうか確認してみます。
なければ静かにページを閉じましょう。

②表記があったら内容を見てみてください。
電話番号やメールドレスは記載されていますか?
なければ静かにページを閉じましょう。

③表記がありましたか?
電話番号は携帯電話でしたか?メールアドレスはgmailやyahooでしたか?
それなら静かにページを閉じましょう。

④固定電話や自社のメールアドレスでしたか?
ここではじめてサービス内容や価格を確認しましょう。
まず確認したいのは「粉骨・散骨の専門業者」かということ。粉骨について詳しく書かれていれば間違いなく専門業者です。
わたしがお勧めするのは乳鉢方式の粉骨業者>です。

⑤電話やメールで問い合わせをしてみましょう。
親切に話を聞いてくれるか、しっかり説明ができるか確認してみましょう。雰囲気が悪かったり、態度が横柄なら「検討します」と言って電話を切りましょう。
メールであれば、おかしな日本語ではないか、「確認します」や「○○だと思います」など言葉を濁していないか確認しましょう。
文字として証拠が残るので、わたしはメールでのやり取りをおすすめします。

⑥比較しましょう。
粉骨・散骨業者はたくさんあります。
しかし、ここであげた条件を満たしている業者は多くはありません。
面倒くさがらずに是非比較検討してみてください。

みなさんが散骨で後悔しないことを祈っています!

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