公平な立場での感想です。
散骨にまつわる協会がありました。
わたし自身はいつも、個人でのルールを守った散骨は今昔に関わらず自由であるべきと考えています。
そのため、みなさんにこのように発信しているわけですが、今回知ったこの協会については疑問符だらけです。
気になったのは主にこの3つ。
・方向性があいまい
・利権組織
・情報の信ぴょう性
方向性があいまい
散骨の協会というくらいですから、すべての散骨を希望する人に対して公正公平であるべきと思います。
しかし、一見分かりやすいようで、結局自分たち協会に属する散骨業者を利用してほしい感が満載です。
要するに、専門的な知識と経験がなければ海洋での散骨は厳しいよ。といった内容です。
確かにそうかもしれません。
ただ、散骨を推進したいのであれば、個人で行う際のことをもっとくわしく周知するべきでは?と思ってしまいます。
利権組織
ひどい言いようですが、そう感じました。
〇〇協会にはありがちなことではありますが「じゃあ、明日から僕たちはスマホケース協会だー!」と言って、一般社団法人にすれば、スマホケース協会理事は私です笑
※本当にあったらすみません。
この協会の理事の方々は、当たり前ですが、ぞれぞれ散骨会社の経営者です。
自分たちが有利になるように運営をします。
これが大大大企業であれば話は別ですが、それぞれが資本金1000万円以内のいわゆる中小企業なら、公益性を求めることはまずあきらめた方がいいでしょうね。
ただ、この協会を頼ってくる方もいると思いますので、間違った情報発信や、私腹のための運営をしなければと願うばかりです。
情報の信ぴょう性
自分たちに有利になるような偏った情報発信は、まぁ、100歩譲って仕方ない部分でもあります。
理事それぞれが営利組織たる株式会社なわけですから。
ただ、人骨に六価クロムがあって、それを三価クロムに変換して無害化してますって、、、
そんなこと書いてあります。
たしかに火葬場で使用している火葬台がステンレスの場合は、数十年使用しているうちに灰や煙に六価クロムが混入します。
これはステンレスの表面のごく一部が変異するためと考えられています。
それを乱暴に、遺骨には六価クロムがあって、とても有害だからうちの会社で無害化して散骨します。
って、そんなわけあるかーい!
無害化する簡易的なものはスプレー式で、メッキ処理に使用することがほとんど。
たいていは金属向けです。
それを遺骨にかけるんでしょうか。
かけて変換されるとは思えませんが、きっと変換されるのでしょう。
でなければ詐欺です。
もし、スプレーでないならば、コストがかかりすぎるはずですし。
こういった会社が理事に名を連ねている協会に疑問を持った今日この頃でした。
協会員以外での散骨をわたしなら選びますし、みなさんにもおすすめしておきます。