散骨代行の価格
散骨業者さんによって価格に幅があります。
理由はいくつかありますが、理由としてもっとも大きいのがセレモニーを行うか、代行するかということです。
セレモニータイプは海上での葬儀という位置づけで、希望するオプションにより十万円程度~数十万円まで多種多様です。
一方、代行タイプは20,000円程度~60,000円程度で散骨を行うことが出来ます。
散骨代行価格の平均は約35,000円
サンコツオンラインの散骨業者ランキングは散骨代行業者さんに絞って作成してありますが、散骨の平均金額は35,172円です。
サービスの違いがありますので一概に言えませんが、これよりも安ければ良心的な価格設定の散骨業者さんと言えるのではないでしょうか。

散骨とは
散骨とは、ご自身または専門業者さんに委託して遺骨を粉骨し、海や山などに遺灰を撒くことを指します。
散骨行為はひとつの葬送のあり方として違法行為ではありませんので、散骨業者さんに委託せずに自分で撒くことももちろん問題ありません。

ただ自分で海に散骨する場合は、船のチャーターなど費用と手間が掛かるため、委託してしまった方がはるかに安価に済ませることが可能です。
価格による違い
代行業者さんによる散骨価格の差は約30,000円ですが、その価格差の理由は何でしょうか。
実はサービス上の違いは特にないのです。
ランキングを見ていただければ分かりますが、サービスやオプション、申し込みのしやすさが豊富だったり、粉骨の方法が手間のかかるものであってもランキング内で最安値の業者さんもあるくらいです。
セレモニーホールなどで葬儀を行う場合やお墓(墓地・墓石)を選ぶとき、あれやこれやと希望を詰め込んでいけば合計金額は天井知らずになってしまいます。
半面散骨は、誤解を恐れずに言えば粉骨して船で海に撒くだけです。
人件費や家賃など業者さんそれぞれの事情はあると思いますが、価格差はそのまま利幅の違いと考えて良さそうです。
セレモニータイプの散骨業者の価格
セレモニータイプの散骨業者さんの価格は以下の条件によって変わります。
・利用方法
・乗船人数
・オプション
利用方法
貸し切りか合同か、です。
貸し切りは1隻の船をみなさんとその親族などだけで貸切る方法で、基本料金としてはもっとも高額になります。
合同の場合は、1隻の船に2~3組の散骨希望者を乗せて散骨する方法で、セレモニータイプとしては割安な料金で利用することが可能です。
飲食を伴わなければ、どちらの場合も利用時間は60分程度となります。
乗船人数
乗船人数が変われば船の大きさも変わります。
ほとんどの貸し切り散骨の場合、1隻○○円という金額のため、乗船人数が増えるほど一人当たりの料金は安くなります。
合同の乗り合い散骨の場合は、参加(乗船)できる人数に上限を設けているか、1人増えるごとに追加料金というシステムが採用されます。
オプション
僧侶による読経や、船上での飲食、ビデオ撮影など葬儀と同じようなオプションが用意されている場合があります。
申し込まなければ費用はかかりませんが、散骨以外に葬儀を行わないという場合は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
散骨価格の相場
たいていのセレモニー型散骨の場合、献花や散骨証明書が含まれた金額になっています。
貸し切りのセレモニータイプは人数が多いほど一人当たりの金額が安くなり、25人~30人程度の貸し切りで25万円~30万円(1万円/1人)が相場です。
※10人で貸切った場合の金額は一人当たり2.5万円~3万円です。
他の団体と合同で散骨を行う乗り合いの場合は10万円~15万円(もっとも経済的な人数で1.5万円/1人)が相場です。
※4名で乗り合いの場合の平均は一人当たり約3万円です。
自分でチャーター
散骨証明書や余計なオプションはいらない。海洋散骨だけで十分だし家族だけで済ませたいという場合、小型ボートをチャーターすることもできます。
30分~60分程度の工程で東京湾を少人数でクルーズする場合、1人3万円程度からクルーズが可能です。
※1人での参加など極端に少人数の場合は最低保証金額(6万円~10万円程度)が設定されている場合があります。
セレモニー型と異なり式次第が決まっているわけではないので、時間内であれば自分のペースで散骨できるところが魅力です。
ただ注意も必要です。
・海洋散骨希望と伝える
・小型ボートのためかなり揺れる
・粉骨は別途粉骨業者さんにお願いするか自分で行う
多種多様の選択肢
代行型散骨、乗船するセレモニー型、チャーターして自分で散骨など海洋散骨は本当に多くの業者さんがあって、多種多様のサービスが存在します。
なるべく安く済ませたいなら代行型、葬儀の代わりとしてならセレモニー型と、ぜひみなさんのニーズに合ったサービスを選択してください。