麻原の散骨で散骨業界は劇的に変わる!? 麻原の散骨を機に法整備が進む可能性は

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麻原の散骨で散骨業界は劇的に変わる?!

先日の速報でお伝えしましたが、オウム真理教の教祖で元死刑囚の麻原彰晃の遺骨が散骨される可能性が出てきています。

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本当に4女がそれを望んでいるのかどうかは置いておいて、社会への影響を考えれば私はこの選択に賛成です。

どこから散骨の話が出てきたのかまったく分かりませんが、実際に散骨されるとなった場合、どのような影響があるでしょうか。
4つのことが考えられます。
・事前・事後どちらか分かりませんが、散骨の法整備が進む可能性
・散骨業者の淘汰が進む可能性
・散骨利用者が増える可能性
・散骨利用者が減る可能性

散骨の法整備がすすむ!?

ご存知の通り、日本には散骨に関する明確な法律がありません。
現在は「弔意をもって行われる散骨ならOK」という状態です。

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麻原彰晃という良くない意味であってもビッグネームが散骨するとなれば、散骨という供養の方法が広く知れ渡ることは必至です。
麻原の4女が散骨を希望していると一部報道されていますが、どう考えても散骨を希望しているのは政府です。

とはいえ、麻原の散骨があるからという理由で法整備を行っていたら、政府主導の散骨だと言っているようなもの。
そのため、麻原の散骨前に法整備が行われることはないでしょう。
しかし散骨が今以上に注目されることは間違いないでしょうから、散骨が明確に合法であるという後付けのお墨付きが必要になってくる可能性があります。

すなわち、散骨の法整備です。

現在、各自治体が条例という形で罰則付きの法令を設けてるところはありますが、そのほとんどは散骨業者向けで、ルールというより単純に禁止するというもの。

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そもそも火葬をせずに直接埋葬する直葬(土葬)は、ほとんど行われなくなりましたが違法ではありませんし、海上自衛隊など一部の方でやむを得ない場合は火葬をせずに遺体を海に沈めることも可能です。
これらは法律に明記されているためです。

散骨業者が100社を超える現在、散骨についても法整備をした方がよいと思います。
そしてそれは、このようなもので十分だと思います。
「条例等他法令に抵触しない範囲で散骨を行う」
「陸地より10㎞離れた海域に限る」
「遺骨は遺骨と判別できない状態にする」

これで各自治体にある程度判断を委ねる(丸投げする)ことができ、海水浴場や漁場で散骨することはできなくなり、人骨が砂浜に漂着することもなくなります。
弔意のない散骨はこれまでと変わらず死体損壊(遺棄)として扱えます。

そしてここに「登録・許可を受けた散骨業者に限る」という条文が入ると、散骨業者の淘汰が進みます。

散骨業者の淘汰が進む!?

散骨業者は数多くありますが、漁師が副業で行っているもの、実態がないもの、遺骨をゴミ捨て場に廃棄する罰当たりな悪徳業者なども存在しています。

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散骨業者が登録制や許可制になれば悪徳な業者は間違いなく減りますので、私たち利用者にとってはありがたいことですよね。
ただ、なにを基準に登録OKとするかは難しいところで、たとえば「自社で船を所有していないとダメ!」となった場合、現在1万円台で散骨(代行)を行っている業者はいきなり廃業の危機に陥り、利用者側も割高な料金を支払わなければならなくなります。

許可制にした場合は都道府県ごとの許可になると推測できますので、散骨需要の高い地域に偏ったり、ペーパーカンパニーを作ることで散骨業者の経費がかさみ結局利用者側にしわ寄せが来る気がします。

登録を管轄する行政機関の人的負担、費用負担もあるので、許可・登録制にした場合の料金アップは避けられなそうです。
ただ、それで安心を買えるのであればお金には代えられない部分でもあります。

散骨利用者が増える可能性

散骨という言葉を知らない方はまだまだ多いと考えています。
「散骨って違法じゃないの?」と考えている人もまだまだ多いと思います。

しかし、実際に麻原の遺骨が散骨された場合、連日報道されるでしょう。
どこからか情報がもれたり、あえて逆にリークしたりすることで散骨を生放送するかもしれません。
実際そんな情報が漏れることはないと思いますし、散骨するにしても秘密裏に海上保安庁の船などで散骨することになると思います。

どちらにしても、散骨という供養に良くも悪くも興味を示す人たちが増えることは間違いありませんし、知っている人が増えれば必然的に利用者も増えます。
と考えると、やはりその時までに悪徳な散骨業者が淘汰されている方が安心して利用できるようになっていることが望まれますね。

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散骨利用者が減る可能性

上記に反して散骨を希望する人が減る可能性もあります。
なぜなら、麻原彰晃と同じ方法は嫌だから。と考える人が増えるからです。

もし麻原の遺骨が散骨され、その海域が判明した場合はその海域で散骨したいという人は間違いなく減るでしょう。
不動産の事故物件のように「この海域は麻原彰晃が散骨した海域ですがいいですか?」と確認しなければならないかもしれません。

もしそれが沖縄だったら大問題ですよ。東京湾と沖縄は散骨のメッカですから。
知らなければ良いことですが、週刊○春なんかがスクープしそうです。

麻原彰晃が散骨するならここ!

情報はネガティブな面の方が大々的に報道・拡散する傾向が強いので、やはり日本での散骨、特に東京湾や沖縄での散骨はちょっと避けてもらいたいですね。
となると、麻原の郷里である熊本県が候補に挙がりますが、事前に散骨場所が伝えられたら全力で止められるでしょう。

ではどこに散骨するのか。
選択肢は2つしかありません。

1、公海上に散骨
2、ある意味では神格化できてしまう散骨先「宇宙」

公海上に散骨

これが一番有力です。
日本でも外国でもない公海に散骨。
公海(陸から200海里)まで行かなくとも、EEZ(排他的経済水域:24海里~)でもいいと思いますが、素人では行くことが出来ない距離ですので、海上保安庁が散骨するのがいい気がします。
税金ですが。

座標の情報が漏れなければ聖域が出来ず、麻原の神格化もできないので有力な散骨場所だと思います。

宇宙に散骨

オウム真理教はロシアにも支部があったくらいですから、外国でも受け入れてくれる国はありそうです。
しかし外国ということになれば、政府が把握するのは当然のため、聖域化の懸念から難しいでしょう。

となると、成層圏か衛星軌道、さらに遠い宇宙空間での散骨というのはどうでしょう。

成層圏での散骨は、突き詰めると重力の影響でそのまま、または雨などと一緒に地上に降りてきます。
衛星軌道への打ち上げは数年から数十年後に流れ星となって消滅します。
宇宙空間への散骨は、隕石などにぶつからなければ永遠に宇宙空間を進み続けます。

後者の2つであれば私たちが迷惑をこうむることはなさそうですが、執り行うことが出来る業者が限られるため後継団体に遺骨の所在がばれてしまいそうな気がします。
そうなると強奪や窃盗の不安が出て来るので警察の保護が必要ですが、教団としては神格化出来つつ聖域はできないという結果になります。

それでも散骨は広まる

麻原彰晃の遺骨を散骨すると言っても、今年なのか2020年の東京オリンピックのどさくさに紛れてなのか、それよりもっと後なのかは分かりません。
政府と4女(の代理人)の間では水面下で話し合いが持たれているとは思いますが、「○月○日に散骨しました」と発表するわけもないので、実際のところ法整備は進まない可能性の方が高いかもしれません。

法整備が進まないのであれば優良な(親切な、とは意味が違いますが)散骨業者を自身で探すほかありません。
優良な散骨業者の見分け方>

それでも前述のとおり散骨という供養の方法が広く周知されることに変わりありません。
それぞれの散骨業者の口コミなども増えてくるはず(サンコツオンラインでやってもいいですね!)ですので、やはり淘汰が進むと思います。

悪徳な業者が減り価格競争も起きてくるはずですから、これを機に散骨がもっと一般化することでしょう。
分骨して遺骨の一部を身近に置いておけるだけでなく、遠いお墓の購入費用・管理費用もかからない散骨は誤解を恐れずに言えば合理的です。
合理主義なアメリカ人が散骨を進んで選んでいる事実。
何年か遅れて必ず日本にもその流れが起きますから、今回の麻原彰晃の散骨がひとつのきっかけになることは間違いないでしょう。

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