遺骨以外に残ったものはどうしてますか?|火葬場から遺灰を買い取る業者がいるという衝撃の事実

葬送

火葬後は遺骨以外のものがあります。

火葬をした後は、遺骨以外のものが燃え残ります。
例えば以下のようなものです。

・金歯・銀歯
・洋服のファスナー・ボタン
・副葬品(硬貨・時計など)
・人工関節・義骨・義足など
・棺に使われる釘・ホチキス
・硬貨

遺骨以外に燃え残っているものがある場合、お骨上げ(お骨拾い)の前に火葬場の方から「副葬品や身に付けていたものはどうしますか?」と聞かれると思います。
どうするかとは、骨壺に一緒に入れるか遺品として持ち帰るか処分するかということです。

骨壺に入れてもらう

人工関節や義足など、故人が生前生活するために必須だったものを処分してしまうのは気が引ける場合があります。
そういう場合は
遺骨と一緒に骨壺に入れてもらいます。

ただ、大きさによっては骨壺に入りきらない場合があります。

一部または全部を持ち帰る

骨壺の大きさに制限があって、遺骨と一緒に納められない場合は持ち帰ることもできます。
持ち帰ったあとはお墓に置いておいたり、仏壇に置いておいてもいいでしょう。

また、納骨のタイミングでカロートの下(お墓の中)に納めてあげてもいいと思います。

その場で処分する

わたしが個人的におすすめするのは、その場で処分することです。
理由は3つあります。

・物でしかない
・子供や孫に迷惑
・公営の火葬場なら寄贈になる

物でしかない

遺骨以外は物でしかないとわたしは思っています。
もしあの世があったとして、あの世でまで眼鏡や義足などを付けているとは思えません。

子供や孫に迷惑

自宅に置いてある場合で、皆さん自身が亡くなったあとは子供や孫が処理方法を悩まなければなりません。
また、お墓に納めた場合も同じです。
そのお墓を子供や孫が受け継ぐのであれば、お墓の中のスペースがすぐに足りなくなります。

寄贈になる

金歯や銀歯が残った場合、公営の火葬場の多くはそれらを換金します
これは盗人猛々しいわけではなく、遺族が持ち帰った場合でも極微量の金属類が煙突の中や集灰機の中に集まり、それを精製することで得られるものです。

そうして集まった金属が換金され、火葬場の維持管理に役立っています。

棺に入れていいものといけないもの

そもそも棺に入れても良いものとダメなものを整理してみましょう。

●入れていいもの
・身に付けていた物
洋服、着物、帽子、ネクタイ、財布、くつなど

・嗜好品
食べ物、お酒(紙パックのもの)、タバコ、ぬいぐるみ、人形、本など。

・手紙
親戚や友人たちが書いてくれた寄せ書きや、家族の気持ちを書いた手紙など

・お花
仏式だと菊の花を入れることが多いですが、最近は百合やひまわりなど好きな花を入れることができます。

●入れてはいけないもの
・ガラス、陶器
遺骨が変色します。
メガネ、アクセサリーも入れない方がいいでしょう。

・カーボン製品
ゴルフクラブ、ラケット、釣竿など

・プラスチック製品
CD、DVDなど

・お金
お金を燃やすのは違法です。
ただ、少量でれば黙認されています。

・危険物
ライター、スプレーなど

・大きな果物
少量のカットフルーツ程度なら大丈夫です。

・写真
生きている人の写真は避けましょう。

・医療器具
ペースメーカーなど精密機器

本当に残したいものは棺に入れないのが一番

棺に入れていいものといけないものは、火葬場の方が教えてくれますから心配はありません。
眼鏡などは顔にかけていなければ一緒に火葬しても良い場合がありますので、一緒に入れたい場合は相談してみると良いでしょう。

火葬後に残ってしまうものを入れるなら、初めから棺には入れず遺品として残すか処分するかゆっくり時間をかけて決めた方がいいと思います。

火葬は灰や煙になるので個人が天に昇って行くイメージがありますが、仏式で魂は位牌にあるとされますので、棺に入れて燃やしてしまうより仏壇に置いて差し上げるほうが正解ということになります。

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火葬場はダイオキシン規制法や、環境保護法、墓地埋葬法その他条例で厳しく規制されています。
火葬場の方が燃やせないと言ったものを棺に入れることは絶対にやめましょう。

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