横浜市神奈川区にある納骨堂「神奈川聖堂」が無許可営業で行政指導・本店所在地は横浜市戸塚区、納骨場所は神奈川県三浦市の「ベイサイド三浦浄苑」

約15年間の長きにわたり無許可で納骨檀・納骨スペースを販売したとして、宗教法人瑞光院が横浜市から行政指導を受けたことがわかりました。

瑞光院は無許可で販売していた事実を利用者に周知せず、利用者に無断で本来納骨すべき場所から遠く離れた納骨施設に遺骨を移していました。
瑞光院として運営していた寺院はすでに解体されており、現在は存在していません。



無許可で販売していた納骨堂は「神奈川聖堂」

無許可で納骨檀を販売していたのはJR東神奈川駅から徒歩12分、国道15号線沿いにある「神奈川聖堂」。

瑞光院ホームページより

2018年10月、納骨堂内のロッカー型の位牌壇で「位牌だけでなく、実は許可が必要な遺骨約500柱も預かっていました」と瑞光院側から連絡があり、無許可状態であったため許可を取るよう行政指導を行ったということです。
※法人は申請し、4月19日に許可を得ました。

墓地埋葬法に違反

墓地埋葬法では、墓地や納骨堂を経営しようとするものは都道府県知事などの許可が必要と定めています。
瑞光院の関係者によると、2000年ごろから、位牌壇を納骨可能として1基約60万円で販売したということで、500基分約3億円を無許可で販売していたことになります。
位牌壇は骨壺が入る大きさではないため、骨壺は敷地内の倉庫で段ボール箱に入れてずさんに保管されていたということです。

瑞光院ホームページより

無許可販売以外に無断で遺骨を移転していた

2008年ごろ、この納骨堂を運営する瑞光院代表が新たに運営を引き継ぐと、無許可状態を問題視する声が上がり、2015年に約500柱を別の納骨施設に無断で移しました。
横浜市神奈川区にある「神奈川聖堂」に安置してあるはずの遺骨が、遺族には知らされることなく勝手に神奈川県三浦市にある「ベイサイド三浦浄苑」に移されていたのです。
しかも新代表に変わってから7年が経過してから。

ベイサイド三浦浄苑ホームページより

本来であれば、違法性を指摘する声があがった段階で許可申請をすればよいはずですが、遺族に知らせることもなく勝手に遺骨を移転させるという倫理観にはあきれるばかりです。
その間にお参りに行っていた人は、「実はここにお骨がなかった」とは夢にも思わないことでしょう。
そしてなによりこの会社(瑞光院)は、2018年11月以降「横浜市と協議している」などと記した紙を施設内に貼っただけで、利用者にはなんの説明もしていないのです。

瑞光院の本店所在地と管理会社

問題となっている瑞光院は神奈川区で運営する納骨堂から離れた横浜市戸塚区内の住宅地で檀家を抱えた寺院を運営していましたが、2011年頃に本堂は解体され跡地には民家が建てられているため現在お寺はありません。

法人データバンクで調べてみると、本店は神奈川県横浜市戸塚区平戸町1093番地にあります。

Google マップ

ここは普通の一軒家なので、宗教法人代表関係者の自宅兼事務所だと思われますが、2015年に新規で登記されているのが気になります。

また同じく瑞光院が運営しているとされる「ベイサイド三浦浄苑」を調べてみると、株式会社相和石材という名前が出てきます。
株式会社相和石材のwebサイトは稼働していませんが、他サイトの業務内容に「墓所・墓地・墓石の販売、霊園の管理」と書かれていますので、ベイサイド三浦浄苑の管理をしている会社のようです。

であれば、瑞光院が違法に遺骨を移転していたことを知っていたはずです。
なぜなら霊園に埋蔵するためには埋蔵・収蔵場所が記載された「火葬埋葬許可証」が必要になるためです。

誰にも知らされることなく販売を継続

本日(2019年5月9日)現在、神奈川聖堂のサイトにもベイサイド三浦浄苑のサイトにも、本件についての説明や弁明、謝罪文などは何も記載されずに引き続き納骨堂や霊園の販売を行っています。

このニュースを知らなければ、ずさんな会社であることに気付くことなく購入してしまう利用者が出てくることは間違いありません。
ですが、このニュースを知る人が多すぎれば解約などで倒産してしまい、現在の利用者に不利益があるかもしれません。

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参照元:毎日新聞

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