こんな散骨はダメ|自分で散骨するなら読んでおきたい記事



散骨したいとき

散骨をしたいと思うのはどのような時が多いかというと、遺骨の処分に困った時が多いようです。
しかし、いざ散骨したいと思ってもお金が無いから何万円も出せないということはありませんか?

それなら自分ですればいい。
という方がいらっしゃいますが、不特定多数の人たちが乗船する船からの散骨は禁止されていることがほとんどで、自分自身で船を借りるのは意外と高額だったり、自分でボートを借りて散骨するのは危険が伴います。

自分で散骨する時に気を付けるのこと6選|きちんと調べれば散骨は難しくありません。
いざ自分で散骨するときには何に気を付ければいいのでしょうか。 これだけは知っておきたいことを6個まとめました。

ダメな散骨例

とはいえ、もろもろの問題で自分で散骨したいなら、これから紹介するダメなことだけは知っておきましょう。

こんな散骨はダメ(1)

散骨しても良い場所は限られています。
・漁業権を侵害しないこと
・遊泳場所ではないこと
・航行禁止区域でないこと

・他人(他社)の私有地でないこと
・人目に触れないこと
・公道など往来がないこと

・水源になっている河川・湖でないこと

など、基本的な制限以外にも各自治体によって禁止条例が設けられています。

全国散骨条例まとめ|散骨を規制されているのはほとんど散骨場業者だけです
全国の散骨に関する条例を調査した結果、ほとんど散骨業者向けの条例でした。 もちろん自分で散骨に行くことが体力的にだったり、精神的に大変な方もいると思いますが、法的なことが気になって自分で散骨しないのなら、ぜひ参考にしていただき安心して散骨してほしいと思います。

条例の多くは散骨業者を対象としたものが多く、個人として散骨する場合は、若干制限がゆるくなります。
とはいえ、条例違反には罰則や原状回復義務があるため、禁止場所での散骨はダメです。

こんな散骨はダメ(2)

散骨する際は必ず粉骨しなければなりません。
粉骨しないで行う散骨は死体遺棄事件になるので絶対にダメです。

粉骨自体はご自身でもできますので、自分で粉骨すれば費用はそれほどかかりません。

自分でする粉骨のススメ|業者が安心ですが、本当に心を込めて粉骨できるのはやっぱりセルフ粉骨です。
自分で散骨するにしても、手元供養の為に容量を減らすためにしても粉骨は必要です。 では、粉骨をするために許可や資格が必要かというと、まったく必要ありません。

必要なものは乳鉢と乳棒、粉砕した遺骨を入れるものだけです。

こんな散骨はダメ(3)

しっかり粉骨をして、さぁ散骨しようと言っても、ちょっと待ってください。
遺骨に土や砂を上からかけてはダメです。

それは埋める行為にあたり、墓地埋葬法で禁止されている埋葬(埋蔵)になってしまします。
埋葬(埋蔵)は、いわゆるお墓以外では認められていません。
完全に違法行為になります。

こんな散骨はダメ(4)

どこに散骨したらいいか分からないから自宅の庭にしよう。
これもちょっと待ってください!

まず散骨は、故人を海や山などの自然に還すことを基本的な考えとしています。
自宅だからと言っても、隣家の心情を配慮する必要があります。
また、ご自身がお住まいを離れるようなことがあった場合、事故物件として扱われる恐れもあります。
もちろん自宅であっても、埋めたり土をかけるのは違法行為です。

完全にダメ!というわけではありませんが、自宅には散骨しない方が賢明でしょう。

こんな散骨業者はダメ

番外編ですが、こんな散骨業者はダメ。
やはり制限があったり、粉骨しなくてはダメだったり、自分で散骨するのが難しい場合は散骨業者に委託することになると思います。
散骨業者を選ぶときは、以下の点に気を付けましょう。
・個人事業ではなく、株式会社やNPO法人などを選ぶ。
・現金以外の決済手段が用意されている。
・散骨しましたではなく、散骨する(している)ことがわかる会社を選ぶ。

散骨業者が増えてきて、安くても良いサービスの業者があります。
ぜひ参考にしてみて下さい。

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